工事担任者第二級デジタル通信について、取得までの勉強方法をご紹介します
難易度 | 易しい |
合格率 | 40%~50%程度 |
勉強時間 | 15時間 (アナログ合格している場合5時間程度) |
取得コスト | 13,800円 受験料:9,008円(8,700円+収納代行手数料308円) 参考書:2,640円 免許申請費用:1,750円 返信用切手(簡易書留):82円+320円 |
工事担任者 第二級デジタル通信とは?
工事担任者資格は通信回線の接続や配線工事を実施したり監督するための国家資格です。その中の第二級デジタル通信では1Gbps以下の通信回線を対象とした資格です。
工事担当者ではなく工事担任者ですので間違えないようにしましょう。
試験日程 | CBT方式:随時実施 |
受験費用 | 9,008円 (8,700円+収納代行手数料308円) |
試験内容 | CBT多肢択一方式・各科目40分 ①電気通信技術の基礎 22問 ②端末設備接続のための技術及び理論 20問 ③端末設備の接続に関する法規 20問 |
合格基準 | 各科目の100点満点中60点以上 |
合格発表 | 翌月10日にメールにて連絡。 試験終了後レポートへの得点や合否の記載なし |
工事担任者 第二級デジタル通信合格への勉強方法
勉強方法としては参考書を読み、過去問を解くことで十分合格することができます。
0. 合格に必要な勉強時間
15時間程度の勉強で取得することができます。
本資格は、①電気通信技術の基礎 ②端末設備接続のための技術及び理論 ③端末設備の接続に関する法規 の3部で構成されており、工事担任者デジタル/アナログでの違いは②の部分だけになります。そのため、工事担任者アナログを合格している場合は②の習得だけでOKとなりますので、5時間程度で合格することができます。
1. 参考書を読む
標準テキストが販売されていますのでそれを参考にしました。
「①電気通信技術の基礎」は、ほぼ高校物理/数学の初級レベルですのでほとんど問題ないでしょう。
「②端末設備接続のための技術及び理論」は、実際のADSLや光回線、LAN構築に関する知識が問われます。普段利用していて知らなかった知識もあり勉強になりました。
アナログ通信の方は固定電話やFAX、ISDNの回線などほとんど目にしなくなったものである一方、デジタル通信の方は現在でも身近に使われている設備ですので理解しやすいように感じました。
「③端末設備の接続に関する法規」は、単純にパターンを覚えるだけですので過去問を解きながら重要な箇所を覚えていきました。
私は第二級アナログ通信の取得していたため①③については学習済み、②についてのみ新規に習得しました。試験に出る設問はほとんど決まっているため過去問と合わせて学習を進めました。
2. 過去問を解く
毎年似たような問題が出ますので4回分解いて理解するだけでほぼ合格点は取れるかと思います。
1回30分程度で解き、残りの30分で間違えた問題を見直すと1時間で終わらせることができます。これを4回繰り返すだけでほとんど合格ラインまで習得することができます。
3. 受験する
工事担任者第2級デジタル通信はCBT方式のためお近くの会場で受験しましょう。
試験時間は合計120分ありますが60問程度で1問2分程度で解いていけば十分時間が余ります。実際には計算が必要な問題は限られていて、問題文を見てすぐ回答できるものがほとんどです。見直し時間含めても1科目15~20分程で完了できます。
早く終わった場合は「試験を終了する」を選択することで次の科目に進むことができます。
4. 受験後
合格発表/合格証書の通知
試験終了後には得点や合否は通知されず、翌月10日頃にメールにて合否の結果が通知されます。