企業PCではプロキシが定められていて、pipinstallではライブラリがインストールできない場合があります。
そんな場合のライブラリインストール方法について
・pip installでプロキシを指定してインストールする方法
・pypiからファイルをDLしてインストールする方法
の2通りご紹介します。
エラー内容
会社PCなど組織でプロキシを設定されている場合、下記のようなエラーが発生してしまいます。
ERROR: Could not install packages due to an EnvironmentError: Please check proxy URL. It is malformed and could be missing the host.
対策
A. プロキシがわかっている場合
設定されているプロキシがわかっている場合は下記のように記述します
pip install --proxy=http://XX.X.XX.XXX:XXXX pandas #pandasをインストールする場合
「–proxy=http://XX.X.XX.XXX:XXXX」にてプロキシを指定してpip installすることができます。通常のpip installに追加するだけなので簡単です。
B. プロキシがわからない場合
プロキシがわからない場合、個別にPyPIからライブラリをダウンロードし、その後インストールします。少し手間がかかりますが、こちらの方法でもインストールできます。
1. PyPIからライブラリをダウンロードする
PyPI(https://pypi.org/)にアクセス
ダウンロードする際は「.whl」となっているBuilt Distributionの方をダウンロードしましょう
2. DLしたライブラリファイルをインストールする
①コマンドプロンプトを起動する
「Windows システムツール > コマンドプロンプト」から起動する
Anacondaを利用されている方は「Anaconda Prompt(anaconda3)」を利用
②カレントディレクトリを変更
PyPIからダウンロードして保存したファイルのフォルダパスに変更する
「cd 保存したフォルダパス」を入力してエンター
# 「C:\Users\XXXXX\Documents\Python」保存している場合
C:\Users\XXXXX> cd C:\Users\XXXXX\Documents\Python
③ライブラリのインストール
「python -m pip install –no-deps ***ライブラリのファイル***」を入力してエンター
python -m pip install --no-deps selenium-4.7.2-py3-none-any.whl
これでインストール完了です。