ThinkPadのSSDを交換して18万円節約する方法(X13 Gen4 2023年)

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

ガジェット

ThinkPadのノートパソコンは整備性が高いのが特徴で、CPU/メモリを除くほとんどの部品を自分で追加することができます。(自身での整備は保証の対象外となる可能性がありますのでご注意ください)

今回はThinkPad X13 4Gen(2023年モデル)のSSD換装についてご紹介します。

SSD換装のメリット

とにかく安い

公式サイトでカスタマイズする場合、512GBが+27,500円、1TBが84,700円、2TBが194,700円ととんでもなく高額になっています。

一方、パーツ自体は半導体価格が下落傾向で、2TBのSSDでも1.5万円ほどで手に入れることができます。2023年現在では2TBSSDは+19.5万円なので自分で交換することで18万円も節約することができます。自身で換装することを前提にマザーボードに組み込まれていて後から換装できないCPUやメモリに購入予算を割り振った方がよいでしょう。

換装が比較的簡単

ThinkPadのSSDスロットはPCカバーを外してすぐにアクセスできる場所にあるので、比較的簡単に交換できます

例えばキーボードを交換する場合はいくつもパーツや配線を取り外して…と大変なのですが、カバー外してすぐなので細かな作業が苦手な方でも十分対応できるでしょう。

準備するもの

SSDの交換にあたり、下記が必要になります。

SSD本体:交換後のSSD、2TBでも1.5万円ほどで購入できます。ノートパソコンは筐体が小さいため、ヒートシンクのついていないものを選択しましょう。

Crucial P5 Plus 2TB SSD PS5が求める性能に準拠 PCIe Gen4 (最大転送速度 6,600MB/秒) NVMe M.2 (2280) 内蔵 メーカー5年保証 CT2000P5PSSD8JP 国内正規保証品
Crucial(クルーシャル)
[Crucialとは] Crucial (クルーシャル) は、半導体メーカーであるMicron (マイクロン)の個人向け製品のブランド名です。Micron 3D NANDフラッシュテクノロジーを採用しており、低消費電力でありながら高いコストパフォーマンスを実現しています

USBメモリ:OSのインストールメディアを作成するので容量が大きい方がよいです。32GB以上がおすすめ。

バッファロー USBメモリ 64GB ノックスライド式 USB3.2(Gen1)/3.1(Gen 1)/3.0/2.0 充実サポート RUF3-KS64GA-WH/N
バッファロー
¥1,180(2024/05/20 07:46時点)
【対応機種】USB 3.2(Gen 1)/3.1(Gen 1)/3.0/2.0 Type-A端子を搭載するWindowsパソコン、USB 3.2(Gen 1)/3.1(Gen 1)/3.0/2.0 Type-A端子を搭載するMac、USBインターフェースを搭載するデジタル家電(USBマスストレージクラス対応)

USB-LAN変換ケーブル:OSの設定時にWiFiが利用できないため、有線でのインターネット接続が必要となります。こちらはLANポートのない薄型PCモデルで必要となり、LANポートありの場合は必要ありません。

バッファロー BUFFALO 有線LANアダプター LUA4-U3-AGTE-NBK ブラック Giga USB3.0対応 簡易パッケージ 日本メーカー 【Nintendo Switch動作確認済み】
バッファロー
¥1,580(2024/05/19 13:22時点)
【そもそも有線LANアダプターってなに? 】LANポートのないゲーム機やパソコンでも、有線接続できるようになる製品です。

SSD交換手順

1.インストールメディアの作成

ツールのダウンロード

Microsoftのインストールメディア作成ツールをダウンロードします。

Download Windows 11

「Create Windows 11 Installation Media」のDownload Nowをクリック

メディアの作成

ツールの指示に従ってメディアを作成します。準備しておいたUSBメモリをメディアに設定します。

エラーコード「0x8007007B-0xA001B」が発生する場合

このツールの実行中に問題が発生しました

理由は不明ですが、お使いのPCでこのツールを実行することができません。引き続き問題が発生する場合は、カスタマーサポートに連絡する際エラーコードをお伝えください。エラーコード:0x8007007B – 0xA001B

ツールの実行に際しては、データのダウンロード(5分ほど) → USBへの書き込みの2段階発生します。PCの設定によっては、一定時間USBへのアクセスがないと接続を切断する設定になっていることがあり、データダウンロード中にUSBの接続が自動的に切断されてしまい、書き込みができずエラーが発生してしまうことがあります。

対処法としてはコントロールパネルなどでUSBの接続を切断しないようにすることもありますが、超原始的に定期的にUSBのドライブを触りに行くことが簡単です。データダウンロードが完了しそうになった際から何度かUSBのプロパティを開き、アクセスしに行くことで切断せずにメディアを作成することができます。

2. SSDを取り付ける

次にSSDの取り付けになります。作業はハードウエア保守マニュアルが提供されていますのでそれを確認しながら進めるとよいでしょう。

ThinkPad X13 Gen 4 および ThinkPad X13 Yoga Gen 4 ハードウェア保守マニュアル

内臓バッテリーを無効化する

ノートPCはバッテリーが内臓されており、ACアダプターを外していてもバッテリー側から通電してしまうことがあります。内蔵バッテリーを無効にするにはBIOSの設定から無効化することができます。

  1. コンピューターを再起動し、ロゴ画面が表示されているときに、すぐに F1 キーを押してBIOS メニューを開く
  2. 「Config」 → 「Power」を選択する
  3. 「Disable Built-in Battery」を選択し、Enter キーを押します。
  4. 「Setup Confirmation」で「Yes」を選択します。内蔵バッテリーが無効になり、コンピューターの電源が自動的に切れます。

これでカバーを外して作業する前段階が完了です

カバーを外す

マニュアル記載の通り、4本のネジを外してカバーを外します。外す際は隙間にカードを差し込みながらツメを外していきます。手前側は大きめのツメがあるため、奥側を持ち上げるような形で外します(少しコツがいる)

SSDを取り付ける

SSDを取り付けます。下写真の赤枠の部分がSSDスロットになっており、ネジを外してSSDを抜き、新しいSSDを差し込んでねじ止めをする、というシンプルな作業になります。(写真は取り付け後)

特に配線を外したり、基盤を取り外す必要もなくSSDにアクセスすることができます。

3. Windowsをインストールする

インストールメディアのUSBを挿し、PCの電源を入れます。

Lenovoのロゴが表示されたタイミングでF12を押し、ブートするメディアを選択します(ここではUSBを選択)。その後Windowsのセットアップ画面に遷移し、指示に従ってwindowsのセットアップします。

WiFiがつながらない

Windowsのセットアップに際してはMicrosoftアカウントが必要となり、必然的にインターネットへの接続が必要となります。しかし、ThinkPadの最新機種は特殊なのか、WiFiドライバをインストールしないと使えません。今回のSSD交換でここが一番躓きました…

しかしX13はLANポートがなく、ネット接続ができないことに…そこで、USB-LAN変換ケーブルを用いて有線で接続します。

この作業で通常通りにWindowsが起動させることができます。

4. 各種アップデートのインストール

インストール後は有線で接続したまま、Windowsアップデートを実施しましょう。WiFiだけでなくBluetoothなど各種ドライバが不足しており満足に操作することができません。

Windowsアップデートでほぼ必要なドライバが自動的にインストールされ、無線LAN接続も可能となります。

また、Thinkpad独自のドライバ更新などもありますので、Lenovo Vantageをインストールして更新しましょう。

まとめ

以上の手順でSSDを交換することができます。メーカーのデフォルトだと20万円する2TB SSDが1.5万円+1時間程度の作業で実現できます。

クラウドストレージが便利になったとはいえ、ローカルストレージが大きいと安心しますね。
ThinkPadご利用の方はぜひお試しください。

この記事を読んだ人がよく見ています

タイトルとURLをコピーしました