ASUSの一般向けルーターの上位機種のRT-AX5400を1週間使ってみたレビューをご紹介。
電波強度が強く3LDKなどファミリー向けマンションなどで利用する際にオススメです。
RT-AX5400とは
2023年8月に発売されたASUSの一般向けルーターの上位機種となっています。ASUSのルーターは「ハイエンドゲーミングルーター」「ゲーミングルーター」「一般向けルーター」の3つのカテゴリがあり、今回のRT-AX5400は一般向けルーターにあたります。
特にオンラインゲームを楽しむわけでもなく、テレビの動画ストリーミングやテレワークでの利用が中心のため一般向けルーターを利用しました。
おすすめポイント
電波強度が強く通信エリアが広がる
自宅は80㎡程度のマンションなのですが、2020年発売のエントリーモデルのルーターのRT-AX56Uでは電波が届きにくかったところ、RT-AX5400に変更して1台でも通信できるようになりました。
ただし、Wifi強度は半分くらいで、通信速度もルーター近くで測定した速度から半減していました。
メッシュWifiの構築が簡単
ASUSのメッシュWifi対応ルーターを繋いで管理画面で設定するだけで簡単にメッシュWifiが構築できます。RT-AX5400を1台だけでも通信できますが、すでに対応ルーターを保有しているので電波の届きにくいエリアにもう一台ルーターを接続することで家中くまなく電波を飛ばすことができます。
メッシュWiFiの構築方法は下記の記事を御覧ください。
USB3.2でNASの簡易構築が可能
外付けHDDを購入して簡易NASを構築できます。自宅で利用するだけであれば高価なNASを構築するのは費用対効果が合わない場合がほとんどだと思います。外付けHDDは数TBの容量のものが1万円程度で購入できますのでかなりコスパよく構築できます
イマイチなところ
通信速度はそこまで変わらない
RT-AX56Uと比較して通信エリアは広がったのですが、通信速度自体はそこまで大きく変わるものではありませんでした。というのも、マンションの光回線のためかRT-AX56Uでも250Mbps程度でており、ルーターよりもその先の光回線がボトルネックになっているようです。
USB HDDの通信速度が遅い
ルーターに外付けHDDを接続し簡易NASを構築しているのですが、その通信速度が遅いです。どうやら転送速度の上限が100Mbps(10MB/s)程度になっており、動画ファイルを移動する際は少しストレスになります。
HDD:IODATA HDCZ-UTL4KC (USB3.1対応)
Samba 共有
RT-AX56Uでも同様の転送速度になっておりRT-AX5400にグレードアップすることで改善されるかと期待していたのですがだめでした。
2023/12/11 追記
転送速度が遅かったのは使用していたPCの無線規格が古かったためでした。新しいPCで試したところ200M~300Mbpsで転送できました。
ルーター直接有線LANでつないだらもっと早く通信できそうです。
購入を迷った製品
ASUS RT-AX57
RT-AX5400よりも5,000円ほど安く購入できますが、USBポートが付いていないためNAS構築ができませんので見送りました。
ASUS RT-AX56U
もともと利用していたルーターです。2020年のモデルですが、2023年でも問題なく利用できます。
RT-AX5400とRT-AX56Uの比較
左が2020年モデルのRT-AX56U、右が最新のRT-AX5400となります。
外観全体としてはRT-AX5400のほうが立体的かつスタイリッシュな見た目。アンテナはRT-AX56Uが2本、RT-AX5400が4本という構成。
RT-AX5400のほうが全体的に厚みがあります。
RT-AX5400(右)はUSB 3.2 Gen 1 x 1 に対して、RT-AX56U(左)はUSB 2.0 x 1 USB 3.1 Gen 1 x 1とUSBポートが2つ存在します。USBポートだけ見るとRT-AX56Uも悪くない?
結論
今回最新ルーターのレビューを書いてみたかったのでRT-AX5400を購入しましたが、RT-AX56Uでも特に問題なく利用できています。とはいえ、RT-AX56Uも1万円程度しますので、新しく購入するのであればRT-AX5400をおすすめします。