統計検定3級の対策と勉強法

統計検定3級について、取得までの勉強方法をご紹介します

難易度	とても易しい
合格率	60~70%
勉強時間	3時間
取得コスト	6,000円　受験料：6,000円

統計検定3級とは？
簿記3級への勉強方法

統計検定3級とは？

統計検定は1級/準1級/2級/3級/4級と5段階あり、そのうち2番めに易しい試験となっています。高校1年生レベルの数学+αの知識があれば数時間の勉強で合格することができます。

この資格により就職や転職が有利になることはほとんどありませんが、日々の業務の中で数字を扱う方は知っておいて損はない基本的なデータの読み解き方を身につけることができます。
データ分析系の担当者からするとありえないぐらい初歩的な内容ですが、従業員全員がこのレベルのデータ理解力をつけられると業務全般がプラスに働きそうです。データサイエンティスト/データ分析者が取得する資格ではなく営業や企画の部署が取得すべき資格といえます。

試験日程	CBT方式：随時実施
受験費用	一般価格　6,000円学割価格　4,000円
試験内容	CBT4~5肢択一式 30問60分
合格基準	100点満点で65点以上
合格発表	試験終了後即時。合格証はご受験から4～6週間後に発送

受験の申込みはOdyssey CBTから申し込みができます。CBT試験の多くはCBTソリューションズという会社のものが大半を占めるのですが、今回の統計検定はOdysseyコミュニケーションズが運営を行っています。CBTと比較して全体的にイケてないので、試験を受ける際には注意しましょう。

受験できる会場が限られている(体感CBTソリューションの1/3程度)
受験申込締切が早い(CBTソリューションズは3日前、Odysseyは1週間前に入金完了)
申込みのUI/UXが悪い(Odysseyアカウント取得後にOdysseyサイトにて対象試験の試験会場と開催日時を調べたあとに、各試験実施会場のサイトから申し込みが必要)
申込時に日時が確定しない(あくまで希望を会場に伝え、会場からの返信を持って受験日時が確定する)
日程確定後の変更ができない(CBTソリューションズは3日前まで変更可)
会場からの返信が遅い(提携会場が人力で空き状況を確認して返信してくるので返信に1~2日かかります)
支払い方法が限られている(私が受験した会場はクレジットカードやコンビニ決済が利用できず、銀行振込のみ、しかも口座は楽天銀行のもので振込手数料が発生しました)

簿記3級への勉強方法

統計検定の出題範囲は以下の通り。

・【覚える】データの種類（量的変数、質的変数、名義尺度、順序尺度、間隔尺度、比例尺度）
・【読み解く】標本調査と実験（母集団と標本、実験の基本的な考え方、国勢調査）
・【読み解く】統計グラフとデータの集計（1変数データ、2変数データ）
・【読み解く】時系列データ（時系列グラフ、指数（指標）、移動平均）
・【覚える】データの散らばりの指標（四分位数、四分位範囲、分散、標準偏差、変動係数）
・【覚える】データの散らばりのグラフ表現（箱ひげ図、はずれ値）
・【理解する】相関と回帰（散布図、擬相関、相関係数、相関と因果、回帰直線）
・【対策不要】確率（独立な試行、条件付き確率）
・【対策不要】確率分布（確率変数の平均・分散、二項分布、正規分布、二項分布の正規近似）
・【理解する】統計的な推測（母平均・母比率の標本分布、区間推定、仮説検定）

調査やグラフは実際の試験問題を読み解きながら回答すれば良いので、問題ありません。
確率/確立分布については高校1年生程度の数学の基礎的な理解があれば回答できます。

データの種類、データの散らばり及びグラフ表現、統計的な推測については初見の方も多いと思われ、簡単に内容を知っておけば合格することができます。