EOS R6を実際に1年半使ってみたレビューをご紹介。
手ぶれ補正、操作性、ノイズ耐性などの点から様々な場面でオススメです。
EOS R6とは
Canonのフルサイズミラーレス一眼カメラのスタンダードモデルになります。
現在は後継機種のEOS R6 MarkⅡが発売されています
おすすめポイント
手ぶれ補正が強い
レンズとボディの協調補正により最大で8段分の補正が効くとされています。例えば、24mmの画角で手持ち撮影で1秒近いスローシャッターでも写真として成立するレベルになっています。
私自身は夜景撮影の機会が多く、毎回三脚を持って出かけられると良いのですが荷物にもなりますしそもそも三脚NGの撮影スポットもあったりしますので本当にありがたいです。
競合のSONY α7Ⅳなども試しましたが、手ぶれ補正についてはR6のほうが上手だと感じました
ノイズ耐性
常用ISO102400と高感度で、なおかつ画素数が少ないため高感度側でのノイズ耐性が高いです。手持ち夜景撮影などでも手ぶれ補正と合わせて運用することができます
操作性
ダイヤル、マルチコントローラーや各種ボタンのカスタマイズで各種設定を簡単に操作できます。
イマイチなところ
画素数が少ない
EOS R6は2000万画素と画素数が少なめになっています。
トリミングやクロップして使いたいときには画素数の少なさを感じるときがたまにありますが、個人的には2000万画素でもほとんど問題なく仕様しています。
1. 写真の公開先がWEB中心
InstagramなどWEBへのアップロードが中心ですので画素数が少なさが目立つようなことはありません。
2. データ容量が抑えられる
RAWファイル(.CR3)でも1枚8~10MB程度となっています。カメラ本体の記憶媒体もですが、その後加工編集するPCやタブレットの容量も抑えることができます。
3. ノイズ耐性とのトレードオフ
画素数が増えると高感度設定時のノイズが増えてしまうトレードオフの関係にあります。夜景など夜間の撮影が多いため画素数は少なくてもノイズが少ない方がありがたいです。
交換レンズの値段が高い
SONYであればSIGMAなどサードパーティ製レンズが充実していますが、RFマウントのレンズは純正のものしか出回っていないため、交換レンズの値段が高いです。
F4通しの小三元と呼ばれるレンズ群でも標準ズームが16万円、広角ズームが20万円ほどの価格となっています。
本体の値段が高い
現在は後継機種が発売されましたので25万程度まで値下がりしましたが、以前は33万円ほどの価格が継続していました。比較的値段が高めの設定となっています
購入を迷った製品
α7Ⅳ
R6と同価格帯の商品となっています。ソニーではサードパーティ製のSIGMAなどのレンズが使えるためかなり悩みました。決定打になったのは手ぶれ補正機能。R6の方が1枚上手だと感じました。また操作感もCANONの方がしっくりきました。
α7C
αシリーズのコンパクト版。フルサイズセンサーを搭載しているにも関わらずAPS-C機のようなコンパクトさです。カメラは気軽に持ち出せて撮影してなんぼだと思っていますのでコンパクトさは大事です。
ただし、操作系やメニューがα7Ⅲ系のものとなっており、1世代古さを感じ見送りました。α7Ⅳ系でこのコンパクトさだったらこちらを選んでいたかもしれません。
EOS R6 MarkⅡ
R6購入時には発売されていませんでしたが、2022/11にMarkⅡが発表されました。画素数が2400万画素になり、またAFに馬・鉄道・飛行機(ジェット機・ヘリコプター)が被写体検出機能に追加されました。
画素数向上は魅力的に感じるものの、買い替えるほどではないため購入は見送りです。
結論
レンズ含めたトータルの値段は高くなるものの、撮りたい写真が撮れるので満足しています。あと数年使い倒そうと思います。