BenQ PD2705Uを実際に2週間利用したレビューをご紹介。
そこそこの価格で必要十分なスペックを満たしているのでオススメです。
BenQ PD2705Uとは
デザイナー向けの液晶ディスプレイの「AQCOLOR」シリーズの商品となっています。
キャリブレーション機能がついているカラーマネジメントモニターはもう一段高価でなかなか手が出しにくいですが、こちらは工場出荷時にある程度の色補正などをしたうえでのモニターとなっており、プロカメラマンまではいかないけれども、アマチュアレベルの写真撮影/現像であれば十分な機能となっています。
また、通常のプログラミングや在宅勤務のモニターとしても利用しながら写真の現像に利用する用途を想定しており、ある程度の画面サイズと解像度を重視して購入しました。
おすすめポイント
色表現
撮影した画像はiPadでも編集していますが、Apple製品とカラーバランスを合わせたM-Bookモードを搭載するなど異なるデバイス間でも違和感なく利用できます。
十分な出入力端子
外部モニターとして必要な入出力端子をそろえながらも、65Wの給電もできます。私はUSB Type-Cケーブル1本でPCと接続し、PCの電源+USBハブとしても利用しています。
外から戻ってケーブル1本を挿すだけなのは取り回しが楽で大変ありがたいです。
イマイチなところ
モニタースタンドがしょぼい
モニタースタンドは高さ、角度、回転などができるものになっていますが、あまりパッとしません。もともとモニターアームのエルゴトロンを保有していることからスタンドは利用せずモニターアームを利用しています。
モニターアームを保有していなければ少し価格が上がりますが最新版のPD2706UAを購入した方がよいかもしれません。
購入を迷った製品
BenQ PD2705Q
同じく「AQCOLOR」シリーズで、解像度が4K→WQHD(2560×1440)にダウングレードした製品。数万円ほど安価になっていますが、リモートワークでの事務作業も兼ねたモニターとして購入したため、4Kの解像度の高いPD2705Uを選びました。
BenQ SW272Q
こちらはより色再現を精緻に行うカラーマネジメントモニターとなっています。WQHD(2560×1440)と解像度が一段劣るものにもかかわらず値段が二回りほど高く、購入を見送りました。
型落ちのSW270Cであればもう少し安く購入できますが、相対的にスペックは落ちてしまいます。
結論
プログラミングなどの事務作業のリモートワークと、趣味のカメラ/写真の現像を行うには十分なモニターとなっています。