Stable DiffusionとBRAV6を利用してAIグラビアを生成する際に必要となるのが、生成する画像を指定するプロンプトが重要となります。今回はプロンプトの指定方法についてご紹介
Stable DiffusionとBRAV6の利用方法
下記記事にてGPUなどの購入無しで簡単に画像生成する方法を紹介しています。
プロンプトの書き方、ルール
1. 要素をコンマ区切りで記載する
生成したい画像の要素をコンマ[,]区切りで記載していきます。もちろん英語の長文で記載しても良いのですが、AIの解釈のズレが発生する事があるため、単語区切りで生成したい要素を指定するのが一般的です。
また「short hair」など複数単語で要素を指定する場合はスペースを入れます。「short, hair」にしてしまうと「短い」「髪」をそれぞれ指定することになるので間違った解釈をされてしまいます。
2. プロンプトとネガティブプロンプト
生成したい画像の要素を指定するプロンプトと、生成したくない(避けたい)要素を記載したネガティブプロンプトの2つがあります。
ネガティブプロンプトは、品質の低いものを排除する記述が基本的で、特にこだわりがなければ固定ママで問題ありません。
3. 重要度を数値で指定する
生成したい画像の要素を指定していきますが、それぞれの要素の重要度を指定できます。重視したいもの、逆にそこまで必要でないものなど数値で指定していきます。
書き方は「(masterpiece:1.2)」など要素を()で囲み、「:(コロン)」でその後数値を入力します。1.2の場合、通常の1.2倍の重要度でAIが画像を生成してくれます。
また、いちいちカッコ/コロン/数値を入力するのは大変なので「Ctrl+↑」でも入力できます
実際の出力例
8k, RAW photo, best quality, masterpiece, realistic, photo-realistic,
beach,
1girl, full body, Kneeling, tilting head, armpits
cute woman, embarrassed smile, short hair,
Brazilian bikini
EasyNegativeV2,negative_hand-neg, (worst quality:2), (low quality:2), (normal quality:2), lowres, bad anatomy, bad hands, normal quality, ((monochrome)), ((grayscale))
おすすめプロンプト
ポーズや表情
Kneeling | ○ | 膝立ち (armpitsと相性良い) |
armpits | ○ | 脇をみせる (腕を上げるような姿勢に、複雑な場合は画像が崩れることも) |
tilting head | ○ | 頭を傾ける |
smile | ◎ | 笑顔 |
embarrassed smile | ◎ | はにかみ笑顔 (smileとあまり差がない) |
服装
Brazilian bikini | ◎ | 露出多めのビキニ |
blouse | ○ | ブラウス |
skirt | ○ | スカート |
school costume | × | 制服 (学習データが少ないためかAKBのステージ衣装のようなものに) |
maid costume | × | メイド服 (フリルの付いたブラウス程度) |
long hair / short hair | ○ | ロングヘア / ショートヘア |
twin tail | × | ツインテール (いわゆるツインテールではなく、おさげの三つ編みが2つ) |
pony tail | ○ | ポニーテール (カメラアングルを変えないとあまり差がわからない) |
構図
1girl | ○ | 女性1人だけ |
upper body | ◎ | 上半身 |
full body | △ | 全身 (腕や指の描写は苦手なため”腕が3本ある”みたいな生成になることも) |
close-up shot, middle shot, long shot high angle, |
クオリティ
8k, RAW photo, best quality, masterpiece, realistic, photo-realistic, | とりあえず書いておくおまじない |