カメラの購入から3年ほど経ったので、キヤノンのあんしんメンテ プレミアムを利用しました。今回はそのレビューです。
あんしんメンテとは
Canon公式の保守サービスで、スタンダード/プレミアム/オーバーホールの3種類があります。今回は2つ目のプレミアムを利用しました。
あんしんメンテ スタンダード
分解なしでアクセスできる部分の清掃となります。本体+レンズのセットで5,500円となります。
あんしんメンテ プレミアム
上記に加えて、ピント/解像度など実際に撮影しての性能チェックになります。専用の高精度測定機器を使用してプロエンジニアが確認するようです。本体11,000円~、レンズ8,800円~となります。
あんしんメンテ オーバーホール
上記に加えて、カメラ/レンズを分解して清掃を実施します。本体、レンズともに22,000円~となります。
サービス比較表
スタンダード | プレミアム | オーバーホール | |||
本体+レンズ | 本体 | レンズ | 本体 | レンズ | |
5,500円 | 11,000円~ | 8,800円~ | 22,000円~ | 22,000円~ | |
センサー清掃/ボディ外観清掃/ミラーボックス内清掃/操作部点検/表示部点検/通信部清掃・点検/簡易撮影/ファームアップ | ● | ● | ― | ● | ― |
AF ピント点検/フランジバック点検/露出点検/ホワイトバランス点検/ストロボ点検 | × | ● | ― | ● | ― |
診断/分解/清掃/部品交換/注油/組み立て/調整 | × | × | ― | ● | ― |
レンズ操作部点検/レンズ通信部清掃・点検/レンズ外観清掃/レンズファームアップ | ● | ― | ● | ― | ● |
AF ピント点検/解像力点検/絞り点検/イメージ・スタビライザー点検/操作部点検/通信部清掃・点検/外観清掃 | × | ― | ● | ― | ● |
診断/分解/清掃/部品交換/注油/組み立て/調整 | × | ― | × | ― | ● |
依頼から返却まで
メンテナンス依頼
キヤノンフォトハウス大阪に併設のキヤノンサービスセンター大阪にて持ち込み依頼しました。予約の存在を知らず、店舗に直接行ってしまいましたが数分の待ち時間で受け付けてもらえましたが、事前の予約をおススメします。
カウンターで本体とレンズを預けて、症状などをヒアリングされます。その後見積書を作成され、一通りの説明を受けて終了となります。開店直後の10時に依頼して時間としては30分程度でした。
持ち込みが難しい場合は宅配便での引き取りもあるようです。別途3,300円費用がかかるので、お近くにサービスセンターがある方は持ち込みをした方が良さそうです。
返却までの期間
依頼時には2週間として見積もられました。私の場合、特段修理など発生せず1週間(7日間)で返却となりました。
- 6/5(水)依頼
@キヤノンサービスセンター大阪
- 6/8(土)ステータスが見積中に変更
- 6/10(月)修理中に変更
- 6/11(火)発送準備
- 6/12(水)返却
15時頃にSMSで連絡
修理状況はキヤノンのサポートページから確認できます
特に問題なければそのまま進捗し、故障などがあれば別途費用が発生するようです。
結果
返却時に点検内容の説明と報告資料をもらえます。
私の場合センサーへのごみ付着、シャッター精度に異常があったので調整してもらいました。シャッター精度の調整には+αの費用は掛かっていません。
費用
受け取り時に費用の支払いとなります。今回カメラ本体とレンズのそれぞれで発生し以下の通りです。
カメラ本体(EOS R6):13,750円(税抜12,500円)
レンズ(RF24-105F4L):12,100円(税抜11,000円)
トータルで2.6万円ほどですが、数年に一度であれば出してもよいかなと思いました。
注意事項
実際に利用してみた注意事項と備忘です。
モニターの保護フィルムは剥がされる?
修理の受付時に保護フィルムは剥がされる旨案内がありましたが、特にはがされることなくそのまま返却されました。解像度チェックの支障になるなど保護フィルムの種類によっては剥がされるのかもしれません。
私が使っていた保護フィルムはこちら
重点的にチェックしてほしい箇所をリストアップしておく
修理依頼時に症状などのヒアリングを受けます。この内容をもとに見積→点検内容の報告がされますので、気になる箇所はモリモリ伝えた方が良さそうです。
私の場合は購入から3年経ったので一度点検に出してみよう、といったモチベーションだったので「レンズの解像力が落ちているかも」といったざっくりした内容しか伝えていませんでした。
ヒアリング後にそういえばホットピクセルがあり…という相談をして、受付のスタッフさんもカルテに追加しておきますね、と話していたものの、返却時の報告書には特段記述がなく忘れられてしまったのかもしれません。あらかじめ重点的にチェックしてほしい箇所は洗い出しておき、ヒアリング時にしっかり伝えるのがよいです。